| 2005.8.20(土)長い一日だった。 |
| 南アルプス【鳳凰三山、北岳、間ノ岳、甲斐駒ケ岳】 |
| with 茂さん、円井君、阿部ちゃん(助っ人) |
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・ 0:50 相模湖駅終電で集合。斎藤、円井、市岡(自宅0:00発)。
近くのコンビニに寄り、補給食等、概ねトレイルラン出発の準備を整え中央道へ。
茂さんに運転してもらい、地図を見て本日のロングコースを選定。
スタートは夜叉人、ゴールは阿部ちゃんの待つ、竹宇駒ケ岳神社に決定。
ルートはちょっと迷いながら、当初考えていた鳳凰三山、仙丈岳、甲斐駒ケ岳コースに円井君の賛同を得てほぼ決定。途中で思いついた、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳は、以前は一泊コースで考えていたものに近く、ちょっと長めであったが、一日で5つの百名山を踏破できることにかなり心が揺らいでいた。コースタイムで42時間、スタート3時ではゴールが遅くなる。円井君には却下されたが、今日は阿部ちゃんという助っ人がいるので、このチャンスは逃せないと心の中で思っている。
・ 2:40 夜叉人駐車場に到着。1時間半程度でついたことになる。結構近いね。水道もある。ここから先は一般車通行止めである。
・ 3:00 5分前に出た茂さんを追って、予定通り3:00にスタート。20分程度で追いつき、夜叉人峠まで一緒に行く。ここからは、円井君と二人で先行。茂さんは、広河原9:00発のバスで北沢峠へショートカットすることとしていた。
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| 夜叉人 |
夜のトレイルラン |
この、コースは歩きやすい。斜度もそんなにきつくないし、足場もかなり良い。暗いのに、コースタイムを大幅に短縮。半分から3分の一程度。5時前頃から明るくなり、5:10薬師岳手前で日の出となる。朝の景色は最高!! 富士山も雲の上にきれいに見えている。この景色、なかなか見れないぞ!今回は北岳からはずっと視界が開けず、あとから考えると貴重な時間帯だった。
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| yakushi |
kannon |
・ 7:00 鳳凰峠、ここまでで、コースタイムの3分の一は確実にクリアしてきた。南アルプスはコースタイムが甘いのだと決め付け(実は、これが甘い考えであった。)、これなら、5百名山コースも無理じゃない。走行15時間として夕方6時。休憩2時間いれて夜8時には到着。走りながら、円井君を説得せねばと思い続けた。しかし、とにかくゴールは暗くなる微妙な時間。最後のくだりで暗くなれば、がくーんとゴール時刻が遅れるのだ。今の10分は最後の30分、もしかすると1時間の遅れにつながることにもなりかねない。どのくらいの時間で説得できるか気になる。鳳凰峠、ここが分岐となり、北岳に向かうにはここを下る。予定通りなら真っ直ぐだ。少し遅れた円井君を待ち、着くや否や説得活動を開始。動物さんならすんなり行くのにと思いながら、円井君はかなりの慎重もので、地図を詳しく見出した。このまま行くと早くつきすぎるよと断言し、到着後11分30秒後、なんとか下山に賛成してもらった。(実はこのために、円井君が目的としていた2山、仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳、両方とも逃すことになる。ごめんね。)
・ 7:30広河原 下りも2:30のコースタイムを33分と4分の一以上に短縮。これはいけると自信を持つ。茂さんはどうだろう。薬師岳付近で50分程度差がついていたので、ちょっと気になる。9時発のバスに乗るつもりなのだろうか?(実は、これに乗り遅れてしまい、その後大変なことに・・・)。北岳登山はコースタイムで7時間強。2時間半で行きたいところだったが、円井君が遅れ始める、自分もペースをちょっと落とし、待ちながら登る。しかし、徐々に足の動きが悪くなり、コースタイムの半分が精一杯となる。円井君は間ノ岳をショートカットしてもらって、と先へ進むこととした。しかし、自分もペースダウン、やっぱり、約2千メートルアップは、厳しい。日本で2番目高さの山の洗礼を受ける。このころ、標高の高い尾根上は電波が届くようで、阿部ちゃん、茂さんに「夕方5−6時に神社で集合に変更」とのメールを送る。
・ 10:15 ようやく北岳到着。雲の中で景色見えない。2,3分の滞在で折り返して間ノ岳へ向かう。途中円井君とすれ違い、20分さ程度。かれは、ショートカットすると決定。
スタート後7時間、持ってきた800mlの水が切れ、北岳山荘で1L100円で補給。南アルプスは比較的水場が多くあり、1L持てば十分という感じがする。10分ほど休憩。朝飯、おにぎり1個目。間ノ岳へ向かう。コースタイムの3分の一でいけるか?ところが、北岳登頂で疲れきったか、ペース上がらず、ここでもコースタイムの半分が精一杯。タイム設定がきついのか?自分が遅いのかわからない。おそらく両方なのだろう。視界が悪いこともあり、あるピークの「間ノ岳」の標識でそこを間ノ岳と勘違いをしてしまい、しばらく進んだときに、方角が違うことに気づき、山頂から下るコースを間違えたのだとショックを受ける。戻るかどうするか?しばらく3分ほど迷う。しかし、根拠も無いが、後戻りしたくないので、前に進むことにする。すると下っているはずのコースが、どんどん登りになっていく。ここで、やっと、さっきの間ノ岳の標識はうそだったことに気づいた。方向を示しただけで、間ノ岳はまだ先にあるのだ。安心した。その後、本物の間ノ岳を通過し、慎重に三峰岳へ向かう。しばらくすると、遠くから名前を呼ばれた気がする。後ろのほうから、円井君だった。こんなところにいるはずが無いのに。(実は単純ミスで、僕と同じコースを来てしまったらしい。)。
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| kaikoma |
・ 12:05 ちょうど、分岐となるピーク三峰岳で3,4分待つ。しかし、追いつかれたところをみると自分のダメージも相当だということがわかる。北岳を登る前には、仙丈岳には1時から2時と言っていたのだが、完全にコースタイムの半分しか短縮できずに、もう、明らかに無理、神社にも相当遅れそうだ。コースを進みながら、次の2時間先の分岐までで判断することに決める。コースは少し荒れ、アップダウンありでスピード上げられない。これは、だめだ。
・ 1:05 野呂川越 やっぱり、ちょうど1時間。コースタイムの半分しか出ない。このまま、仙丈岳へ突入すると、遅いと北沢峠に4時半。3時半の終バスも間に合わず、その先の選択肢が無くなる。やむなく、仙丈岳をパスして、下へおり、林道経由で北沢峠へ向かうこととする。林道なら、確実に3分の一は出るはずだ。くだりは3分の一でクリアして、両俣小屋で水補給して、林道へ。しかし、休憩14分。だんだん長くなっている。ジョグで進むが、これが、長い。基本はくだりだが、途中にある登りは歩いてしまう。足が疲れている。北沢峠まで12km。
・ 2:40 北沢峠への途中の野呂川出会 ここまでで、1時間強、コースタイムの半分だ。ここまで、8kmとかかれているが、そんな感じはしない。10km以上ある。でも、よく考えると、僕らのペースが上がらないだけ。おそらく9kmだろう。平地でキロ6分。のぼりは歩きだから。後半遅れた円井君を待つ。ここは北沢峠から広河原へ向かうバスの停留所である。疲れきった円井君は、望みの甲斐駒ケ岳を断念。バスで戻ることを決断。途中雨が降ったが、今は晴れている。青い空も見える。まだまだ、明るい。このまま帰るわけには行かない。円井君とは別れて、甲斐駒へ登ることにする。しかし、時間が読めない。到着は7-8時か。阿部ちゃんへ時刻変更の連絡を頼んだ。
・ 3:20 北沢峠 先ほどの残りの林道4kmはずーっと登り。でもいい感じでクリア。ちょと復活した様子。ここから、仙水峠経由で甲斐駒を選択。実はここから約千mUPが残っているのだ。仙水峠からは急勾配。練習のつもりで、5分頑張ったり、100mUPを頑張ったり、気分を紛らわせた。結局、平均するとコースタイムの半分しか出ない。最後の登頂区間。地図では右ルートが摩利支天で、「迷」マークがあるので、出来るだけ左を選択する。途中に紛らわしい標識などあり、結局、「直登」と書かれたルートを選択してしまった。(あとから、地図を良く見ると、そのルートは破線になっていた。)ここからは、ロッククライミング状態をいくつもクリアせねばならなかった。これ、普通の人いけるかな?手や、足をはずしたら、危険なところを何箇所も通過した。まだ、明るかったが周りには誰も誰もいない。かなり、怖かった。でも、これにめげてはアドベンチャーどころではないと、頑張って進んだ。途中から右のルートへ逃げ、安全なコースに合流できた。こちらからの、甲斐駒ケ岳はそそり立った岩山で、前回の黒戸尾根からの印象とまったく違った。
・ 17:20 甲斐駒ケ岳山頂 北沢峠から約2時間。本当にきつかった。間違えなく、今までの百名山で一番つらい、険しい山と感じた。ペースは遅いが、まだ1時間半は明るい。よかった。以前、ベアーズ合宿の集合前に黒戸側からの往復で、確か、5時間。くだりは1時間半でクリアした記憶があり、19:00到着予定と考える。しかし、本当に疲れているようで、ちょっとした登りになると歩いてしまう。18:40頃から暗くなりペースが落ちる。19:00暗いライトを使ってさらにペースが落ちた(下り用の明るいライトを持っていなかった)。ここは、2000m以上を一気に下る。長い長い下り。
・ 20:00 竹宇駒ケ岳神社 ようやくゴール。阿部ちゃんと、円井君に会うことができた。お待たせ!!(あと、20分休憩を削れば、19:00にはゴールできたはず。)。茂さんは?2時頃に阿部ちゃんへ「集合に間に合わず、山小屋泊かも」との連絡を最後に音信不通。今日は、3時から20時までの17時間。おにぎり2つ、バランスパワー2つ。水分2.5L程度。ダイエットも兼ね、極端な省エネ走をしたため、速攻で食事をさせてほしいとみんなに頼む。自分でも、人間離れしてきたなと実感。(でも、これ以上走りたくない。トランスジャパンの参加者は異常だと実感する。)
・ 21:00阿部ちゃんお勧めの食堂へ(双葉付近)。ボリュームが凄いらしい。その中でも、気になったのが、ジャンボかつ。注文してしまった。出てきて、びっくり。すごい!!写真が無いのが残念。予想通り食べきれず、残してしまった。次回は違うメニューにしたい。量と値段。驚くほどお得な感じの店だった。
・ 22:20 店を出発。22:00までなら、近くの双葉SAからETC限定で高速へ直入できる。(ETCの薦め:最近はいろんな割引制度があり、半額になることもあります。今、ETCはお得です。)残念ながら甲府昭和へ向かう。途中、円井君の終電を調べると相模湖22時台。相原23:49、橋本23:52. きつい!!。今日は最後まで、時間に追われることになった。時間との勝負だ。間に合うか?微妙だ。高速は110-120km/h。相模湖IC先は渋滞で、ここで降りることに。やっぱり微妙だ。どきどきしながら、緊張で眠くない。途中、抜け道を使いながら、ちょっと遠いが3分遅い橋本、と相原を迷いながら、頑張って走った。
・ 23:47 相原駅。終電2分前。間に合った。
これで、0:50集合、23:47解散の長い一日が終わった。
前日は1時間の睡眠だったが、今回は楽勝。ほとんど眠くならなかった。以前の職場だったらきつかっただろうけど。そう、伊豆アドは3日間続けるのだから、これくらい頑張れないとね。
そう、忘れてしまったが、解散時には茂さんがいない。そう、結局、当日は連絡がまったくとれず心配したが、山小屋宿泊をして、翌日無事に下山。荷物も阿部ちゃんから甲府駅で引き取り、帰宅したそうだ。茂さんは僕以上に、貴重な体験をした模様で、茂さん執筆「the 生還」を待ちたいところ。かもしか。ヒグマ・・・。
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でも、僕も強くなったものだ。昔は、ロング10時間くらいのトレイルをやると、翌日はまったく歩けなくなった記憶がある。いまでは、疲れは残るものの、トレイルも出来そうな感じ。下りがうまくなったのだろう。2001年八ヶ岳完全縦走(観音平~蓼科山登山口)も丸一日大変だったが、今、地図を見ると可愛く見える(コースタイム25時間を12時間で走破)。 次は、どこの山にいけるだろうか。
【これで26/100百名山制覇】
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