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  ハードな合宿を乗り切ったみんなから寄せられたお礼のメッセージやレポートの
          数々・・・。とても嬉しかったので、この場を借りて一挙公開しちゃいます!
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2004.5.8写真会
ぱんたさんからのメッセージ

円井さんからのメッセージ

一平さんからのメッセージ

ケースケさんからのメッセージ

Shiggyさんのレポート

ビルさんからのメッセージ

中川さんからのメッセージ

2004.5.8「写真会」
ぱんたさんからのメッセージ
ベアーズの皆様へ                               2004年5月6日

NTTデータトライアスロン部 ぱんたです。

先日は、ベアーズ合宿に参加させていただいてありがとうございました。

“来るもの拒まず”というよりも“来るもの大歓迎”というベアーズの雰囲気が心地よく、本当に楽しい3日間を過ごしました。

笑いの絶えないアットホームな中での練習は、あんなにもきつかった練習でありながら、今考えると懐かしく感じています。忘れられないGWとなりました。
これも矢口監督、市岡キャプテンを始め、ベアーズのみなさんの暖かい心使いがあったからだと考えております。

みなさんに甘えてばかりではいけないのですが、また機会があったら一緒に汗を流して楽しませていただきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

簡単ではありますが、以下にお礼の言葉を述べさせていただきます。
    
矢口監督へ

いきなりの参加でしたが、暖かく迎えていただいてありがとうございました。
ベアーズの持っている良さが矢口監督の熱い思いに基づいているものだと感じましたし、それが浸透しているためにこのような暖かい合宿になったと思っています。二日目の夜に偉そうにいろいろと語らせていただきましたが、若造の話を真摯に聞いていただきありがたく思っています。天下茶屋の補給では、個人練習ではなかなか味わうことのできない、仲間という存在を実感して感激しました。いろいろとありがとうございました。
佐野マネージャーへ

練習だけでなく経理等いろいろなところでサポートしていただき、ありがとうございました。
特に朝早いのに朝練にわざわざ表まで見送り来てくれたのは嬉しかったですし、みんなで作り上げている合宿なんだと思わずにはいられませんでした。また、パフォーマンスを考えると、いまでもホントにマネージャーなの?と疑っているところもあります。また、次回も一緒にトレイルランやバイク練習をできればと思っています。
国分さんへ

いきなり西湖までのバイクでちぎられたのはビックリしました。これがベアーズ合宿なのかと恐れおののきました。ただ、その後、僕らにあわせて走ってくれた心遣いに感謝しています。迷惑ばかりかけていたにもかかわらず最後に強く握手をしていただいたときには嬉しく思いました。また、よろしくお願いします。
束村さんへ

バイクが速いのは、松姫効果でしょうか。フルマラソンでは勝てないですし、バイクの御坂峠T.Tでも勝てないですし、束村さんのパフォーマンスには脱帽です。ハワイを目指すとのことでより一層の競技力向上が見込まれると思いますが、僕も負けないように頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします。
しげるさんへ

初日の夜にコンビニに行ってガリガリくんを食べながら歩きましたが、あの瞬間は大学時代の陸上合宿で唯一ホッした瞬間と同じ感覚だなぁと妙なことを思い出しました。(それだけ今回の合宿も厳しかったということか。)楽しかったデス。ありがとうございました。
しげるさんのフラッグフットとハワイの両立、すごいと思います。今回最初の西湖のバイク周回では、簡単にちぎられその力の差に愕然としました。また、一緒に走っていて、しげるさんにいろいろなことを教えていただきました。これからもよろしくお願いします。
阿部さんへ

初めてのロングライドにも関わらず一緒に練習してしまうところは驚きました。朝ラン練習でもTTを二本こなしましたし。ビデオで見たフォームのきれいさにも経験が少ないのになんで???と思わずにはいられません。これからが楽しみですね。また一緒に練習してください。
円井さんへ

トレイルの下り坂の走り方はさすがでした。ほれぼれしました。ぱんたの下りの走り方は、そんなに悪くないですよと言われたのは嬉しかったです。また、よろしくお願いします。
柳下さんへ

日本ランキング4位なのに、気さくにいろんなことを教えてくれてありがとうございました。トレイルラン後になにもなかったような顔をして帰ってきたのは驚きました。またいろいろ教えてください。よろしくお願いします。
西本さんへ

選手なのに快くサポートカーを出していただくなど、何かとありがとうございました。市岡さんとフォームの話をできるのは、西本さんだけだと思っています。西本さんが理論をしっかり押さえているからこそだと思います。僕はなかなか理論的なところはおろそかにしがちなのですが、少しでも見習いたいです。これからもよろしくお願いします。
ビルへ

速いし強いですね。バイクでは足下にも及びませんし、最後の朝ランもT.Tで全くの完敗です。これからどこまで強くなるのか楽しみですね。頑張ってください。
中川くんへ

トレイルランでは、ぼろぼろでありながら最後まで下りきったのは驚きです。バイクは速いし、その根性でランを磨けばさらに記録は伸びると思います。スイムはもともと速いですし。いつまで一緒に練習させてもらえるか分かりませんが、可能な限りぜひご一緒させてください。
一平くんへ

一平くんの笑顔にはやられました。考えていることがまったく分からないですが、そこに底知れぬ強さを感じました。5区で対戦するのを非常に楽しみにしています。よろしくお願いします。
アタカへ

太って重い身体でよく走ったと思います。ある意味驚き感動しました。ただ、それも今回まで。もし次回の合宿に呼ばれたときには絞れて参加するのが前提になってきます。そのときに、どれだけパフォーマンスをあげるのか楽しみですね。
市岡獄長へ

練習メニューの立案から、確実な実行、そしてアフターフォローまでありがとうございました。市岡さんでなければ、みんなはあのメニューをこなしていないと思います。市岡さんが言うから、という雰囲気は見事でしたし、ぱんたにとってはそれが心地よくもありました。今回いつもながらに情けない部分が多かったのですが、これからまた精進しますので、ぜひとも次回もよろしくお願いします。

簡単ですが、以上で失礼します。
みなさん、本当にありがとうございました。
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円井さんからのメッセージ
多摩オリエンテーリングクラブの円井基史です。

このたびはベアーズ合宿に参加させて頂き、ありがとうございました。

アットホームな雰囲気でとても楽しかったです。
トレイルランも良いトレーニングになりました。

今後もお会いする機会があるかと思いますので、
これからもよろしくお願いいたします。

写真の現像が終わりましたら、メールなどで転送しますね。

では、ベアーズのみなさまにもよろしくお伝え下さい。

円井基史
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一平さんからのメッセージ


小川一平です。

先日のベアーズ合宿では本当にお世話になりました。

以下、感想を簡単にまとめました。
心に残る充実した3日間でした。
やっぱり河口湖は都心と違って自然が多くて気持ちいいです。
思う存分動いたこの体の満足感は、言葉だけでは十分に表すことのできない、
体験した者の間でしか共有できない喜びであります。
合宿に参加された皆さんとともに山を登り、峠を越え、湖畔を走ることができて、
とても幸せでした。また一緒に練習したいです。

小川一平
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ケースケさんからのメッセージ
こんばんは。
即身仏(西本)です。

ようやく今日社会復帰しました。帰宅翌日の水曜日に39度熱を出して、
木・金と3日間寝込み、土曜・日曜も咳が止まらず寝込みがち、
風邪にしては思いのほか長引いてしまいました。もしかしたらやばい
ウイルスでも拾ってしまったのかも知れません…

気を取り直して、合宿の感想をお送りします。
きっと第一声は皆さん同じだと思いますが…予想以上にハードでした。
特に、早朝から夕暮れまで隙間なくトレーニングが続く「みっちり感」は、
もう何年も味わっていないものでした。ただ、トレーニング量自体は
決してこなせないものではなく、うまく「生かさずつぶさず」といった
所でコントロールされているところに、市岡コーチの経験の深さを
感じました。
また、自分自身についてもいろいろ課題が見つかりました。特に、ランの
フォームの乱れとトレランで発覚した筋力不足は、今後時間をかけて
取り組んで行きたいと思います。一方、バイクについては市岡さんと
私のペダリングは結構違うということが一つの発見でした。
(ビデオで見た限りでは、私のペダリング矢口さんに一番近いと思います。)
何がどう違うのか、それぞれの長所短所について今後考えていきたいと
思います。
最後になりますが、市岡さん・矢口さん・佐野さんを始め、今回の合宿の
企画・運営を担当してくださった皆様にお礼を申し上げたいと思います。
今回はどちらかというと受身な立場で参加してしまいましたが、次回は
運営側の立場からサポートしていけるようにしたいと思います。

それでは、今後ともよろしくお願いします。

にしもと
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shiggyさんのレポート

ベアーズ合宿レポート

THE・生還
いよいよ、ベアーズ合宿の日がやってきた。

いつもは、のんびり温泉気分のベアーズ合宿。

だが、今年はなぜか合宿の前日、緊張で眠りが浅かった。

それも、そのはず、今年は、ベアーズの獄長こと市っちゃんが、綿密なシゴキ合宿を計画していたのだ。

メニューの苛烈さは、すでに3月に湯河原で行われた、市塾合宿で体験済み。

しかも、今回は、3days。

束村さんと、思わず、雨乞いの踊りを踊る。

きっと、この踊りが雨をもたらすであろう・・・

【初日】

肉体状態:良  好
精神状態:やや緊張
天  候:晴  れ

電車組は集合時間前に着いたが、車組は渋滞で遅れ、のっけから、獄長イチの怒りが爆発!

仏のようなやさしい顔から、大魔人のように変貌した顔に、子羊状態で料理にされるのを待つばかりのシゲルは、震え上がった。

後続の合流を待つ為、バイクで西湖に登り、1周約10キロを、束村さんと回遊。

ほどなく獄長イチ・國分さんが合流。

我々の歯ごたえのなさに苛立ったか、富士山中をバイクライド中の剛脚パンタ、関取アタカを呼び出し、総勢6人で、周回の追い抜き競技がスタート。

一人、また一人と脱落し、わずか2、3周で獄長とシゲル二人になってしまう。

通常、レースの為に練習をするものだが、地獄合宿を知るシゲルは、この合宿で生き残る事だけを考えてきた。

植村直己も言っている。生きて帰る。それが、冒険というものだ。

坂で何度もアタックをかけられるも、短い坂なので、かろうじて喰らいつくことができた。

今、思えばここでちぎれておけばよかったのだ。

この時点で、スプリントしてしまい、すでに足は乳酸でパンパン。

やがて、渋滞組が合流、メシ後、御坂峠へとA,B,C各チームは、時間差で、ヒルクライムを開始した。

東大Doo-upの精鋭、一平、中川、ビル、そして獄長に率いられ、シゲルは必至にケツに喰らいつく。

うげーっ。峠下まできたぁ〜と思ったのもつかの間、獄長イチの

「はあい、これから上までTTやりまあす」

という、コースとは裏腹のやさしい口調が響き渡り、約7キロ弱のタイムトライアルがスタート。

心拍は一気に180を超える。

頂上では、鬼のような形相で坂を登ってくる僕らに、天下茶屋にいた観光客は、あんぐりと口をあけた。

休憩もそこそこに、遅れた矢口監督、佐野GMの救出部隊に抜擢され、坂を再び登ることに。

無事、全員TT終了後、Cチームは終了。

A,Bチームはお別れして、別コースへ。

Aチームは、峠を一宮まで一気に下り、第二のシゴキポイント、鳥坂峠ヒルクライムへと突入した。

この鳥坂峠、延々とつづら折りが続く、いやらしいコース。

しかも、アプローチが長い。

中川が山岳に入って、嬉々としてペースをあげ始める。

ダメだ、中川に引かせるな・・・。

一平、邪魔しにいけ・・・

心の願いもむなしく、ここまでがんばってきたシゲル、ついにチギれてしまう。

だが、佐野GMが丹精こめて作ってくれたバナナケーキの補給食がなければ、ここまで喰らいつけることは、なかっただろう。

ありがとう!佐野さん!

さて、せっかく登ったのに、また一気に下まで下らされる。

やけに長い下り。

いやな予感がする。

左手に、第三のシゴキポイント、精進湖ブルーラインが、現れた。

「まじかあ〜!!」

ここを登った後、ようやくその先20キロ先の西湖に帰れるのだ。

集団から再び、チギれたシゲルは、サイクリストの外人に道を案内されながら、単独でようやく、お宿富士桜に生還。

すでに19時30分になっていた。

TTL走行距離: 147キロ 実質、ペダルを漕いでいた時間:6時間


【二日目】

肉体状態:強度の全身疲労
精神状態:恐怖、不安、祈り
天  候:くもり

AM5:00。

「しげるさ〜ん、朝練の時間ですよ〜」

不気味なネコなで声が遠くで聞こえる。

い、市っちゃん・・・

いやいや、そんなはずはない。

俺には朝はないんだ・・・そうだ、朝練は自由参加なんだ・・・なのに・・・

うだうだと寝床を這い出すと、すでに誰もいない。

國分さんまでもが。

外は、寒い霧雨。

みんな、痛覚を取り除く手術でも、寝ている間にされてしまったのだろうか。

待っていてくれた、アタカと共に、ぶつぶつと文句を百もタレながら、のんびりと本栖湖ライドへ出発。

Aチームは、再び御坂峠に行っているらしい。

Bチームに降格したシゲルは、Bチーム先遣隊からも遅れ、しめしめとばかりにズルをして、回転100キープの軽いギアで快適にライド。

雨が本降りになり寒い。

本栖湖を周回するも、先行のBチームに一向に出くわさない。

どうやら、本栖湖に気づかず、地獄の行進を、そのまま県境まで続けて、いなくなってしまったようだ。

帰り道、のんびり精進湖をのぼっていると、ぐい〜んと腰を押される。

「しげるさ〜ん、こんなにゆっくり走ってちゃダメで〜す〜よ〜」

う゛っ。 

その声は・・・

ズルをするとやはり、バチが当たる。

この後、シゲルとアタカは、イチ獄長ら、Aチームの回転練習に帯同することになり、結局、足を使いまくってしまうのだった。

朝練TTL走行距離: 52キロ 実質、ペダルを漕いでいた時間:2時間25分


朝食後、三ッ峠山系へのトレイルランが始まった。

針の山に登らされる心境。

浅間神社をスタートし、5キロ上の開運山まで直登する。

入り口に大きな滝があり、みんなは嬉しそうだったが、シゲルはすでに仮死状態に入っていた。

剛脚パンタは、水を得た魚のように、開運、開運とつぶやきながら、ワシワシと登っていく。

シゲルは予想通り、完全にちぎれ、待っていてくれたみんなと、三ッ峠山頂上で記念撮影。

猛烈な強風に、ウィンブレを忘れたシゲルは、仮死状態を決め込んでいたのに震え上がり、あわれ、体を温める為、再び思い切り走ることを余儀なくされてしまうのだった。

疲れた時でも、無理やり速く走るコツは、寒さにさらすことだ。

どうやら、肉体は乳酸できつくなることよりも、体を寒さから守ることを優先するらしい。

もう、一歩も走れないと思っていたのに、寒さで一時的に足が復活してしまった。

思えば、ウィンブレが必要な時にウィンブレはなく、使わない時におもりとして持っているという、ちぐはぐな行動が合宿を通してあり、過酷な合宿により、このあたりから、精神に錯乱をきたしていたと思われる。

トレイルランのスペシャリスト、オリエンテリアの円井さん達に、ダウンヒルの下り方を指導してもらう。

オリエンテリアの二人と市っちゃんは、そのまま、なんと、20キロ近くも走り、鍵掛峠付近まで走ったらしい。

Bチームの現役東大生と剛脚パンタは御坂山を制覇、どんどん降格するシゲルを含む、われらがCチームはうそ八丁峠、清八山を回り、天下茶屋へ下山後、アタカの太りぶりを撮影の為、温泉へ。

尚、うそ八丁峠では、アタカの

「のんびり合宿なんてウソ八丁〜!!!」

という、お約束の叫びが響き渡ったのは言うまでもない。

しかし、このアタカのくだらない叫びに何度救われたことか。

苦しい合宿の中でも、明るいアタカが、シゲルの活力になった。

夕方は、河口湖半でバイクフォームをビデオ撮影。

夜の解析では、それぞれの改良点が浮き彫りになる。

この分析は、大変に為になった。

パンタくん、ありがとーう!

夕食時、即身仏と化したはずのケースケが、生きて動き出すのを見て、ビックリ。

アタカには、昼間のギャグのお礼に、寝屁をおみまいする。

阿部ちゃんはピクリともしなかった。

【最終日】

肉体状態:顔-土偶、体-即身仏、オナラがやたら出る
精神状態:獄長の声が耳をついて離れない、夢遊病になる
天  候:雨のち晴れ

AM5:00。

「しげるさ〜ん、朝練の時間ですよ〜」

不気味なネコなで声が遠くで聞こえる。

はて、これは・・・

い、市っちゃん・・・

マテマテ、そんなはずはない。

昨晩は、市っちゃん、午前2時過ぎまで、矢口監督とおしゃべりを楽しんでいたはずだ。

起きられるはずがない・・・春のイチ合宿でも寝てた・・・うそだ・・・きっと悪い夢だ・・・。

そ、それに雨の予報だったはず・・・

おそるおそる目をあけると、汚ないケツを丸出しにして、CWXを引き上げているアタカが見えた。

ゲッ!アタカ、おまえもか・・・。

果たして、二日連続で、朝練を佐野GMが見送ってくれる。

「今日は雨の予報が出ているので、朝練をきつめにやりまあ〜す」

文句を百もタレつつも、地獄合宿も、もうこれで終りさと思うと、やる気がわいてくる。

そうだ、午後は大雨だ。

バイクには乗れない。

走り始めて、これから何をやるのか知らされないところが、地獄合宿の隠し味だ。

まずは、ゆっくりと西湖下まで、ジョグ。

そこから、西湖畔までは、強烈な激坂が待っている。

これまでの地獄経験から、自然と防御本能が働いて、毛穴が開くのがわかる。

体が報らせている・・・。

きっと、やつは、やるに違いない・・・。

「上まで、TTやりまあす」

きた〜っ!

朝の5時からタイムトライアルをしているチームは、学生でもそうないであろう。

有無を言わさず、遅い順にTTスタート。

剛脚パンタくんに抜かれ、ヒイヒイと坂を上がりきると、アタカがガードレールにしがみついて、何やら腰を振っている。

気でも狂ったかと思ったら、ゲロを吐いていた。

ゴールのトンネル目前で市っちゃんに追いつかれそうになり、スプリントに。

粘って同着したが、腰を振るアタカの気持ちがひどくよくわかった。

降りしきる雨のなか、ジョグで月夜見の折り返し地点へ。

「それでは、第二TTやりまあす」

事ここに至り、誰も返事をする者はなかった。

しとしとと氷雨が体を打つ。

しかし、第一TTで、ありえないスピードでゴールに先着し、生命エネルギーのすべてを絞りきってしまったケースケの目が、左右別の方向へ泳ぎだし、再び即身仏へと還っていくのを、シゲルは見逃さなかった。

第二TTスタート!

どういう、運のまわりか、再びゴールで、市っちゃんに追いつかれそうになり、スプリント。

この合宿、一度も手を抜けない。

いい練習になっているのだが、体が壊れそう。

結局、西湖を一周し、下りを高ピッチで回しきるドリルのあと、激坂を、下りスプリント。

最後はタイムトライアル状態になり、これまた市っちゃんに追いつかれかけ、やっとの思いで振り切る。

神様、もう許して〜。

走行距離 21キロ  合宿終了−。



「あれ、晴れてきましたね」

うれしそうな市っちゃんの声。

晴れてないよ、いや、雨よ、どこへ行ったのか。

雨乞いの効果が・・・

やはり、神はいなかった。

神様は、獄長イチのもくろみ通り、エアポケットのように富士五湖地方だけ、真夏の天候を用意した。

そこ意外は、全国的に春のメイストーム。

台風のような雨だというのに。

「富士スバルラインやりまあ〜す」

パンタとアタカの顔に、ありありと動揺が走った。

「いや、僕達、これから自走で東京帰らないと、夜になっちゃうし・・・」

「こっ、これは、逃げではないっ!」

二人を見送り、残留兵たちはうだる暑さの中、富士山スバルラインへと十字架のように思い体を背負って、行軍を始めた。

ほんとにこれが、合宿の最後なのか?


こころなしか、学生三人も元気がない。

嬉しそうなのは、市っちゃんと最終解脱を果たしたケースケの二人だけだ。

この時、3合目以降、雨、強風という表示を気にしてはいなかった。

2合目をすぎ、いきなりビルがアタック。

まじか〜っ。

一平、やつをなんとかしろ〜。

思った通り、ケースケとシゲルを引いていた市っちゃんのペースが上がる。

シゲルの心拍は160を突破、矢口監督と佐野GMがウィンブレの入った荷物を渡そうとするも、心拍は徐々にスプリント状態に入り、視界には市っちゃんのタイヤしか見えなかった。

とにかく、つく。

初日の追い抜き競技と同じく、それだけが体を動かしていた。

三合目付近にさしかかり、やおら風雨が強まる。

市っちゃんからチギれるも、ケースケと一平が追いついてきて、三人で交代で引く。

しかし、それも1度しかもたず、振り返ると賢明なる二人は戻ったのか、消えていた。

この時、引き返そうとはまったく思っていなかった。

市っちゃんの背中がまだ見えていたからだ。

4合目に入ると、嵐が待っていた。

冷たい雨でズブ濡れの体に、容赦なく寒風が吹きよせてくる。

黒い、おそろしい風が上空に渦を巻き、登坂だというのに、波のように風が襲ったかと思うと、時速は12キロから24キロに瞬時に増し、一気に持っていかれる

ありえない風だ。

4分先に下りに入ったビルと市っちゃんから

「下り気をつけてくださーい」

と声がかかる。

登頂し、ここにきてようやく、ウィンブレをもらえない事を悟った。

考える余地はなかった。

なぜなら、ものすごい風と震えで、バイクを押さえることもままならなくなっていたし、第一、体を止めているだけで、凍死しそうだったのだ。

結局、シゲルはちょっと下ったところの雪崩退避トンネルの中で、死にかけているところを、ハイカーに救助され、途中、市っちゃん、ビルも拾われ、瀕死の状態で富士桜に帰ってきたのだった。

風呂に運ばれ、阿部ちゃんが、

「ああ、シゲルさん、それ、低体温症っすね」

とサラリと言いながら、2本のシャワーで体を温めてくれる。

ようやく回復。

最後には、命がけの合宿になってしまったのだった。

しかし、本当に、1週間くらい合宿をしているような、濃密な3日間だった。

自衛隊も管理者養成学校も、今となっては大したことはない。

尚、この合宿で、即身仏になったケースケは、次の日39℃の高熱を出し、寝込んだ模様。

シゲルも、肉体の組成が劇的に変わった感じがして、未だきついままだ。

ともあれ、来月のベアーズ合宿に期待します(うそ)


走行距離35キロ 

パンタ、アタカの二人は、東京まで150キロを自走で帰還。

嵐のスバルラインヒルクライムか東京まで自走か、どちらがきついかは究極の選択でしょう。

矢口監督に是非、次回、チャレンジしてもらいたい。


〈完・次回合宿へ続く〉

参考書籍

「凍る体」〜低体温症の恐怖 船木上総 著
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ビルさんからのメッセージ
今回の合宿では、市岡さんを始めBEARSのみなさんのサポートによって、
練習に集中でき、また非常に密度の濃いものにすることができました。
本当にありがとうございました。

練習についてですが、20年生きてきて一番ハードなものだったように思います。
終わった時には自分の体もよくもったと思うと同時に、
すべてこなせたということで自信にもなりました。
一番印象に残っているのは一日目の御坂TTです。
とても調子が良く、4月の練習の成果が出たのでうれしかったです。

また機会があれば参加させていただきたいと思います。
よろしくお願いします。

田中真之(ビル)
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中川さんからのメッセージ

Doo-Upの中川です。先日は合宿お疲れ様でした。

今までに体験したことがないほど密度の濃いメニューだったので、たった3日間でも、十分過ぎるほどのダメージを受けました。そんな中でも、常に明るく、笑いが絶えない雰囲気があったので、楽しく過ごすことができました。

今回の合宿をこなしたことで自信がつきました。自分の目標であるインカレ予選突破が少し近づいた気がします。あと1ヶ月ありますので、しっかりと練習してレースに臨みたいと思います。

うちのサークルでも今回の合宿を見習って、すばらしい合宿をやっていきたいなと思いました。

最後に、メニューを考えてくださり、色々と指導してくださった市岡さん、熱を出しながらも行き帰り運転してくださった西本さん、一緒に練習をさせていただいた皆様、そして写真などを撮ってくださり、色々とサポートをしてくださった佐野さん、矢口監督、どうもありがとうございました。



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                                            2004.5.8:写真会も行ないました

「合宿お疲れ〜!」
会場はいつもの大吉です。

おやおや?誰かいますね。
里華さんとOh!マンダムの久保田さん、高見澤さんが
来て下さいました。

写真を見ると記憶が甦ります?

里華さん、次は合宿に来て下さいね

二人とも引き締まったような・・・

動物さんご夫妻も合流〜!

上森さん、スイム&ランお待ちしてマス

次回はどんな合宿になるんでしょう

大吉のお座敷は満員御礼

・・・酸欠状態 (@_@)

お疲れさまでした。
次回の合宿をお楽しみに!
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