BEARSロゴ
トップページへ お知らせ、予定など 今年の予定 ベアーズの日記帳 BEARSってどんな人達? むかし、むかし・・・ BBS たのもしい仲間たち サイトマップ ベアーズ基金
ベアーズって
どんな人達?
アイアンマン+ハセツネに挑戦 ( 2003年『第11回日本山岳耐久レース報告書』への寄稿文より )
男子総合3位 日本道路公団 市岡隆興
 
 自分はどこまでいけるのか?
 昨年は、トライアスリート特有の、10時間の運動が出来る持久力を武器に、また、ここ数年行っているトレイルランニングの練習効果により、この過酷な山岳レースを完走できるのではと、自己への挑戦として参加することにした。事前に試走も行って、準備万端で臨み、上位に食い込むことは出来たが、ペース配分に失敗して中盤かなりのペースダウン。慣れない荷物を背負っての走りに、ゴール直後の疲労は激しく、入賞の喜びもあったのだが、「もう、出ない」と確信した。
 しかし、今年も申込みをしてしまった。
 自分はどこまでいけるのか?今年もタイムを狙うのではないが、昨年よりさらに厳しい自己への挑戦となってしまった。
 今シーズンはトライアスロンに専念しており、10月18日開催のトライアスロンの世界大会であるアイアンマンハワイ(スイム3.9km、バイク180km、ラン42.195km)に参加することが決まっていたのだ。「アイアンマンとハセツネどちらがきつい?」と聞かれたら答えに困るところだが、これを2週続けて競技することになってしまった。
 (アイアンマンハワイの結果:9時間37分、総合1750人中120位、日本人では8位)
 10月25日、やはり、全身にかなりの疲労が残っており、参加できるか大きな不安があった。大会へ向かう途中、電車の中で倒れこんでしまった。貧血が原因か、初めてのことであったし、体調が戻るまでに時間もかかり、一時は出走取りやめを決意した。
 直前まで迷いながらも「きつければ棄権すればいいや」と、気楽な気持ちで走ることを決め、スタートした。かなりペースを落とした走りだしで、あっという間に先頭は見えなくなってしまった。無理せず、マイペースで走行したが、登りに入ると、思ったよりも身体が動いて、2時間程経過すると、2人の外国人招待選手を含む10人程の集団が見えてきた。暫く一緒に走行するが、自分が好調であることに心が躍り、ペースが上がった。昨年苦労した第一CPから三頭山までの登りもペースを落とさず、3位に上がり、トップと2分差まで縮めた。途中、昨年見落とした、きれいな富士山も拝む余裕もあった。三頭山からガーンと下った後の登りでは、さすがに疲労が出てきたのか、両腿の内側がつりそうになってペースが落ちた。下りの得意なトップ石川さんとの差はどんどん広がったが、御岳手前では2位にまで上がった。御岳からの下りで一人に抜かれ、最後の舗装路に入ったところでもう一人の追撃があったが、最後は本気でダッシュをして逃げ切ることができ、気分良くゴール。完走できて嬉しいところだが、なんと、タイムは昨年より約30分短縮し、トップとは33分差の総合3位、年代別1位を獲得。ゴール直後は、不思議と激しい疲労感は無く、「来年、また出てみようかな」と思ったほどだ。完走できるのかと不安を感じながらスタートして、この結果には自分でも本当に驚きだった。2週続きの「アイアンマン」「ハセツネ」をこなせて、随分と自信をつけ、終わってみれば、両方ともに出場してみてよかったと思えた。もう、2度と出来ないだろうが。
 ハセツネで速くなるための一番のポイントは、山やトレイルを好きになること。もっと山を好きになり、いつかはこの大会で優勝を狙ってみたいと思う。この冬は我が家にいる9sの重りを背負ってトレイルに入ってみたい。いつかその成果をみせられるか。
(ゼッケンNo.3101)


上へ